President Message
代表メッセージ
「売上高は過去最高の1,099億円に達した一方、経常利益は前期比△1.1%と、利益が伸びを欠いた一年に
この一年で得た経験と体制を、来期の成長に活かしてまいります」
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調が続いた一方、中東情勢をはじめとする地政学リスクや各国の政策動向、金融資本市場の変動による影響には引き続き留意が必要な状況が続きました。
当社グループが所属する中古マンション市場においては、首都圏の中古マンションは2026年7月度までの新規登録価格が27か月連続、在庫価格が24か月連続で前年同月を上回りました。一方で、2020年5月から2026年4月まで72か月連続で前年同月を上回っていた成約坪単価が2026年5月に前年同月を下回るなど、市場環境には変化の兆しもみられ、これまで以上に物件の見極めと販売力が問われる局面になっていると認識しております。
このような環境の中、当期の業績は、売上高109,953百万円(前期比+14.5%)、経常利益3,274百万円(同△1.1%)となりました。経常利益の減少は、主に高価格帯の区分所有マンションを中心に販売価格が伸び悩んだことによる売上総利益率の低下や、翌期以降の販売につながる販売用不動産の仕入を積極的に進めたことに伴う支払利息等の営業外費用の増加によるものとなります。中期経営計画の初年度として掲げた目標に届かなかったことを真摯に受け止めております。
こうした中でも、将来の成長に向けた基盤づくりは着実に進めてまいりました。物件種別の拡大として、区分マンションに加え、戸建・アパート・一棟物件の取扱いを強化しております。不動産投資クラウドファンディング「LSEEDクラファン」は累計調達額17億円に達し、資金調達手段の多様化にも寄与しております。また、基幹システム「RCP」の開発を継続する中で、第2次開発である賃貸事業部門に係る基幹システムの開発を完了いたしました。
来期に向けては、仕入の厳選と販売体制の強化に取組み、中期経営計画の達成に向けた軌道への回帰を図ってまいります。
引き続き、中古不動産の流通・再生・運用の業界でのリーディングカンパニーを目指してまいります。株主の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
